皆様こんにちは。
東京都中央区銀座にある「マキデンタルオフィス銀座」でございます。
「最近、奥歯がうずく気がする…」
「歯科検診で親知らずの存在を指摘されたけれど、どうしたら良いのだろう?」
このように、親知らずに関する漠然とした疑問や不安をお持ちの方は少なくないでしょう。
なぜ不要だと言われる親知らずが生えてくるのか、その根本的な理由から解説します。
さらに、放置した場合の具体的なリスクや、ご自身の親知らずを抜くべきかどうかの判断基準まで、専門家の視点から分かりやすくお伝えします。
この記事を最後まで読めば、親知らずと正しく向き合うための知識が身につき、安心して次のステップに進めるはずです。
「親知らず」ってどんな歯?基本のキを解説

親知らずについて意外と知られていない、その正体や名前の由来をご紹介します。
一番奥に生える「第三大臼歯」のこと
親知らずとは、歯列の一番奥に生えてくる永久歯のことです。
正式名称は「第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)」と言います。
その特徴を下の表にまとめました。
| 項目 | 詳細な説明 |
|---|---|
| 正式名称 | 第三大臼歯(だいさんだいきゅうし) |
| 生える場所 | 上下左右の歯列の一番奥、中央の歯から数えて 8 番目 |
| 生える時期 | 一般的に 10代後半から 20代前半頃 |
| 本数 | 最大で 4本ですが、元々ない人や本数が少ない人もいます |
| 名前の由来 | 親が子どもの歯に関心を持たなくなる年齢で生えることに由来します |
親知らずが「不要なのに生える」3つの理由

現代ではトラブルの原因になりがちな親知らずですが、なぜ私たちの口の中に生えてくるのでしょうか。
その背景には、人類の長い進化の歴史と現代人の生活様式の変化が深く関わっています。
理由① 大昔の硬い食生活には不可欠な「予備の歯」だった
人類の祖先は、木の実や生の肉など、非常に硬く繊維質なものを食べて生活していました。
そのような食事を噛み砕くためには、頑丈な顎と強力な臼歯が必要不可欠でした。
親知らずは、硬い食物をすり潰すための大切な役割を担っていたのです。
また、他の歯が摩耗したり抜けたりした際の「予備の歯」としても機能していたと考えられています。
理由② 現代人の顎は小さく、生えるスペースが足りない
調理技術が発達し、柔らかい食べ物が中心の食生活へと変化しました。
それに伴い、硬いものを噛む機会が減り、現代人の顎は次第に小さく退化してきたのです。
しかし、顎の骨が小さくなった一方で、歯の大きさや本数は昔から大きく変わっていません。
この「顎のサイズ」と「歯の数」のアンバランスが、親知らずが正常に生えるためのスペース不足を引き起こしています。
その結果、斜めに生えたり、骨の中に埋まったままになったりするケースが増えているのです。
理由③ 生まれつき親知らずがない人も増えている
近年、生まれつき親知らずの「歯胚(しはい)」と呼ばれる歯の元がない人が増える傾向にあります。
これは、親知らずが不要になった現代の環境に適応するための、一種の進化的変化と見られています。
したがって、ご自身に親知らずが生えてこなくても、それは決して異常なことではありません。
親知らずの有無や本数には、遺伝的な個人差が大きく影響しているのです。
放置するとどうなる?親知らずが引き起こす代表的なトラブル

「痛みがないから大丈夫」と、親知らずを放置していませんか。
症状がない場合でも、見えないところで問題が進行している可能性があります。
| トラブル名 | 主な症状 | 詳しい原因 |
|---|---|---|
| 智歯周囲炎(ちししゅういえん) | 歯茎の腫れ、激しい痛み、口が開きにくい、発熱 | 親知らずが中途半端に生えることで歯茎との間に溝ができ、そこに細菌が繁殖して急性の炎症を引き起こします。 |
| 虫歯・歯周病 | 親知らず自体や、その手前の健康な歯に痛みやしみる症状が出る | 親知らずが斜めに生えると、隣の歯との間に複雑な隙間ができます。歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まることで虫歯や歯周病のリスクが非常に高まります。 |
| 歯並びの悪化 | 前歯が押されてガタガタになる、全体の噛み合わせがズレる | 横向きに生えた親知らずが前方の歯を押し続けることで、歯列全体に圧力がかかります。これが原因で、全体の歯並びが乱れてしまうことがあります。 |
私の親知らずは抜くべき?後悔しないための判断基準をチェック

すべての親知らずを抜かなければならないわけではありません。
抜歯の必要性は、親知らずの生え方や周囲への影響によって決まります。
ここでは、どのような場合に抜歯が推奨され、どのような場合に経過観察となるのか、その判断基準を見ていきましょう。
【抜歯を推奨】こんな親知らずは要注意!
以下の項目に一つでも当てはまる場合、将来的なトラブルを防ぐために抜歯を検討することが推奨されます。
ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
- 痛みや腫れを何度も繰り返している
- 親知らずが斜めや横向きに生えている
- 歯ブラシが届かず、清潔に保つことが難しい
- 親知らず、またはその手前の歯が虫歯や歯周病になっている
- 矯正治療を考えている、または歯並びに影響を与えている
- 親知らずが原因で噛み合わせに問題が生じている
【経過観察でOK】抜かなくても良い親知らずとは?
一方で、以下のような条件を満たす親知らずは、必ずしも抜く必要はありません。
ただし、将来的に問題が起きる可能性もあるため、定期的な歯科検診で状態を確認することが大切です。
- 上下の親知らずがまっすぐ生えており、正常に噛み合っている
- 歯磨きが問題なく行え、虫歯や歯周病のリスクが低い
- 骨の中に完全に埋まっており、隣の歯や骨に悪影響を与えていない
【まとめ】親知らずの疑問や不安は、まず歯医者さんに相談しよう
この記事では、親知らずがなぜ生えるのかという根本的な理由から、放置するリスク、そして抜歯の判断基準までを解説しました。
最後に、本記事の重要なポイントを振り返ります。
- 親知らずは、硬いものを食べていた祖先の食生活に由来する「進化の名残」です。
- 現代人の顎が小さくなったことで、親知らずが正常に生えるスペースがなくなり、トラブルの原因となっています。
- 放置すると、激しい痛みや虫歯、歯並びの悪化など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
- 抜歯が必要かどうかは、生え方や周囲への影響によって異なり、専門的な診断が不可欠です。
親知らずに関する最終的な判断は、ご自身で行うのではなく、必ず専門家である歯科医師に相談することが重要です。
レントゲンやCTによる精密な検査を通じて、ご自身の親知らずの状態を正確に把握し、最適な治療方針を一緒に決めていきましょう。
東京都中央区銀座にある「マキデンタルオフィス銀座」では、痛みに対する恐怖心がある方へ、「無痛親知らず抜歯」をおこなっております。
歯医者に対する恐怖心が強い方へもお勧めです。
少しでも気になる症状や不安があれば、まずはご相談下さい。



