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【歯ぎしり治療】ボトックスが怖いあなたへ

皆様こんにちは!

東京都中央区銀座にある「マキデンタルオフィス銀座」です。

「朝起きたら顎がだるい…」
「寝ている間の歯ぎしりを、家族に指摘された…」

このようなお悩みから歯ぎしりや食いしばりの治療法を探し、「ボトックス注射」という選択肢にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

効果への期待がある一方で、「注射が痛そう」「顔の形が変わったらどうしよう」「そもそも毒素って怖くない?」といった不安がよぎり、あと一歩が踏み出せない。
そのお気持ち、非常によく分かります。

そこでこの記事では、歯ぎしり治療におけるボトックスの「怖い」という感情の正体を、専門的な情報に基づいて一つひとつ丁寧に解説していきます。

「歯ぎしり治療ボトックス」が怖い?不安の正体を徹底解剖

あなたがボトックス治療に「怖い」と感じるのには、はっきりとした理由があります。
その不安の正体を正しく理解することが、漠然とした恐怖から抜け出す第一歩です。
主に、以下の2つの不安が大きいのではないでしょうか。

  1. 「ボツリヌス毒素」という言葉の響きが怖い
  2. 顔が不自然になったり、たるんだりしないか怖い

これらの不安について、一つずつ詳しく見ていきましょう。

不安①「ボツリヌス毒素」って体に悪い危険なものじゃないの?

医療で使われるボトックス製剤は、ボツリヌス菌そのものを注入するわけではありません
ボツリヌス菌が作り出す天然のタンパク質から、有効成分(A型ボツリヌス毒素)のみを抽出して、医療用に安全に精製した医薬品です。

項目医療用ボトックス製剤食中毒の原因
成分安全に精製・加工されたA型ボツリヌス毒素ボツリヌス菌およびその毒素
使用量ごく微量(治療に必要な単位のみ)大量(数千単位以上)
安全性厚生労働省が承認し、厳しく品質管理されている非常に強い毒性を持つ
目的筋肉の過剰な働きを和らげる治療

食中毒を引き起こす量とは比べ物にならないほど極めて少ない量を使用するため、人体に有害な影響を与える心配はほとんどありません
日本の厚生労働省も安全性を認め、厳格な品質管理のもとで製造・販売されているため、安心して治療を受けられます。

不安②「顔がたるむ」「笑顔が不自然になる」って本当?

「ボトックスを打ったら顔がたるんだ」「笑顔がひきつるようになった」といった話を聞いて、不安に思われる方も多いでしょう。
これは、ボトックスが筋肉の働きを緩める作用を持つために起こりうる副作用の一つです。

目的とする「咬筋(こうきん)」以外の筋肉に薬液が広がってしまったり、注入量が多すぎたりすると、表情が不自然に見えることがあります。
しかし、これらのリスクは医師の技術力によって大きく左右されます。

顔の筋肉や顎の構造を熟知した経験豊富な医師が、適切な量と位置を見極めて慎重に注入すれば、リスクは最小限に抑えられます。
万が一、表情に違和感が出た場合でも、効果は永久的ではなく、数週間から数ヶ月で自然に元に戻るのが一般的です。

ボトックスの副作用とリスク

ボトックス治療は安全性の高い治療ですが、医薬品である以上、副作用のリスクがゼロではありません。
どのようなリスクがあり、どのくらいの確率で起こるのか、そして万が一起こった場合の対処法を知っておくことで、冷静に治療を検討できます。

副作用の種類主な症状発生確率の目安対処法・回復期間
一般的な副作用注射部位の痛み、腫れ、赤み、内出血数%程度・数日〜1週間程度で自然に治まります。・冷やすことで症状を和らげることができます。
まれな副作用アレルギー反応(かゆみ、発疹、呼吸困難など)
眼瞼下垂(まぶたが下がる)
0.1%未満・(アレルギー)すぐに医師に連絡し、適切な治療を受けてください。
・(眼瞼下垂)通常は数週間〜数ヶ月で自然に回復します。
長期的なリスク頬がこけて見える(咬筋の萎縮)
効果が弱まる(ボトックスへの耐性)
・長期間繰り返し注射した場合
・非常にまれ
・医師と相談し、注射間隔や注入量を調整します。
・製剤の変更や注射間隔の調整で対応できる場合があります。

大切なのは、これらのリスクについて事前にきちんと説明し、万が一の際にも誠実に対応してくれるクリニックを選ぶことです。

歯ぎしり治療ボトックスで得られる3つのメリット

リスクを理解した上で、治療によってどのような素晴らしい変化が期待できるのかも見ていきましょう。
歯ぎしりボトックス治療には、主に3つの大きなメリットがあります。

  1. 歯と顎へのダメージを防ぐ
    睡眠中の無意識な歯ぎしりは、自分の体重以上の力で歯や顎に負担をかけています。
    ボトックス治療で過剰な筋肉の働きを抑えることで、歯のすり減りや欠け、ひび割れ、さらには顎関節症といった深刻なトラブルを予防できます。
    大切な歯を将来にわたって守ることにつながるのです。
  2. つらい肩こり・頭痛の緩和
    歯を食いしばる際には、顎だけでなく、首や肩、こめかみの筋肉も緊張しています。
    この緊張が、原因不明の慢性的な肩こりや頭痛を引き起こしているケースは少なくありません。
    ボトックスで歯ぎしりを緩和することで、これらのつらい身体の不調が嘘のように軽くなる可能性があります。
  3. エラ張りを改善し、小顔効果も
    歯ぎしりの癖で咬筋が過剰に発達すると、エラが張って顔が大きく見えてしまうことがあります。
    ボトックス治療によって咬筋の緊張がほぐれると、筋肉の盛り上がりが解消され、フェイスラインがすっきりとシャープになります。
    治療と同時に、審美的なコンプレックスも解消できるのは大きなメリットです。

【Q&A】歯ぎしりボトックスのよくある質問

ここでは、カウンセリングで多くの方が疑問に思われる点について、Q&A形式でお答えします。

Q1. 治療の痛みはどのくらい?時間は?

A. 痛みは、予防接種などと同じように「チクッ」とする程度です。
マキデンタルオフィス銀座では、痛みを最小限に抑えるため、極細の注射針を使用しています。
注射自体は5分〜10分程度で終了し、カウンセリングなどを含めた全体の所要時間も30分〜1時間ほどです。
忙しい方でも気軽に受けていただけます。

Q2. 効果はいつから出て、どのくらい持続する?打ち続けるとどうなる?

A. 個人差はありますが、多くの方は施術後3日〜2週間ほどで効果を実感し始めます。
効果の持続期間は、初回は3ヶ月〜4ヶ月、回数を重ねるごとに4ヶ月〜6ヶ月と長くなる傾向があります。
定期的に治療を続けることで、筋肉そのものが少しずつ小さくなり、歯ぎしりの癖自体が改善されることも期待できます。

Q3. 費用は総額でいくら?保険は使える?

A. 歯ぎしりや食いしばりの改善を目的としたボトックス治療は、原則として保険適用外の自由診療となります。
費用はクリニックによって異なりますが、一般的には3万円〜7万円程度が相場です。

マキデンタルオフィス銀座では、アラガン社製の高品質なボトックスビスタ®を使用し、55,000円(税込)で治療を提供しています。
治療目的の場合、医療費控除の対象となる可能性がありますので、詳しくはスタッフにお尋ねください。

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