みなさんこんにちは
マキデンタルオフィス銀座
歯科衛生士の名児耶です
今回も引き続き歯周病についてお話しします。
歯周病は無症状で知らない間に徐々に進行する病気であり
気づいた時には大変な状態になってしまっている怖い病気です。
歯周病のような初期の症状の見つけにくい病気は早い段階から予防することが大切です
~歯周病の進行過程~
歯周病の進行過程を五段階に分けて説明します
①健全な歯肉
歯茎:サーモンピンク色、引き締まっている
歯周ポケット:1~2mm
②歯肉炎
歯茎:赤くなり少し腫れている、ブラッシングで出血する。
歯周ポケット:2~3mm
この段階では炎症は歯と歯茎に限られているので、
歯と歯ぐきの周りのプラークを歯ブラシで一生懸命除去すれば、
健康な状態に戻すことが可能です。
しかし、歯磨きを疎かにしたり上手く磨けずに汚れが蓄積してしまうと、
プラーク内で菌が徐々に増えてしまいます。
③歯周炎(軽度)
歯茎:赤く腫れ、出血がある
歯周ポケット:3~5mm
歯肉の腫れが大きくなり根の先に向かって炎症が拡大し
歯槽骨(歯を支えている骨)や歯根膜(歯を支えるクッション)も破壊され始めます。
プラークや歯石が歯周ポケットに溜まります。
④歯周炎(中度)
歯茎:赤く腫れ、出血、膿・口臭がある、歯が少し揺れる。
歯周ポケット:4~7mm
炎症が更に拡大し、歯槽骨も根の長さの半分近くまで破壊されます。
歯がぐらつき始め、歯周ポケットも更に深くなります。
⑤歯周炎(重度)
歯茎:赤く腫れ、口臭、頻繁に出血、膿が出る、歯が明らかにぐらぐらする。
歯周ポケット:6mm以上
炎症が拡大し歯槽骨が半分以上破壊され、歯の揺れが著しくなります。
この段階だと骨の吸収がかなり進んでしまっている為、
抜歯になる場合もあります。
重度の歯周炎になり歯が抜けてしまうと、噛む力が弱くなり、
食べたい物も食べられなくなってしまいます。
また、食事が美味しく感じにくくなると
栄養にも影響が出てしまいがちです。
歯を失うことは、
生活の質やお口の健康だけでなく全身の健康にも大きな影響を与えます。
歯周病が重度になってから慌てて治療するのではなく、
早い段階から予防することがなにより大切です
ご自身では歯周病の進行具合に
気付かないこともあると思いますので、
定期的なメインテナンスに行くことをオススメします
質問等も丁寧にお答えしますので、
来院お待ちしております
歯茎からの出血や口臭が気になる方はマキデンタルオフィスへ☆